熱中症にはご注意を。
 
 まだまだ西日本では今月末くらいまでこの暑さが続くようなことをTVで言ってましたが、今年は本当にどうしたんでしょうねえ・・・。当院でも、風邪症状はなくて発熱とだるい症状のみで来院される方がけっこういらっしゃいます。軽度の熱中症のようです。
 熱中症対策では、よく言われるように、水分・塩分補給を十分に行う、長時間暑い場所にいない、体を冷やす、などがありますね。一般に高血圧の方は減塩食にしなさいと言われますが、これは、塩分は水を保持する性質があるので、体内の塩分量が多いと血管の中の水分量も多くなって血液の圧力(すなわち血圧)も高くなるからです。しかし、高血圧の方でも、これだけ極端に暑い日が続くと、暑い間だけ少し塩分も多めにとっておいたほうがよさそうです。1か月くらいの期間、血圧が少しくらい高めになっても命に関わることはあまりありませんが、熱中症で命を落とす方はおられるからです。ただし、涼しくなれば再度塩分制限が必要ですし、さらに極端に心臓や腎臓の機能が悪い方など水分・塩分の過剰摂取で病状が悪化する方もいらっしゃいますので、くれぐれも主治医にご確認の上、水分・塩分を補給してください・・・(^^;)。
暑いですね・・・
2010年8月23日月曜日